藍、貫禄3差発進 課題のパットに光

 「ワールド・サロンパス杯・第1日」(8日、茨城GC=パー72)

 今季国内初戦の宮里藍(28)=サントリー=が強風の中、3バーディー、4ボギーの1オーバー、73でまとめ、首位と3打差の14位につけた。宮里と同組で回ったアマチュア・勝みなみ(15)=鹿児島高1年=は1バーディー、11ボギーの10オーバー、115位と出遅れた。フォン・シャンシャン(中国)が2アンダーで首位発進。1打差2位に香妻琴乃ら4人が続いた。

 宮里藍が貫禄を見せた。注目のアマチュア・勝、賞金女王・森田理と同組で大ギャラリーを引き連れてのラウンド。インから出て16番までにボギーが3つ先行したが、慌てることなく、グリーン手前から攻めるコースマネジメントに徹した。

 「この強風の中だからとにかく手前からいこうと。最悪グリーンをショートしてもいいという感じで1日プレーしていました」

 攻めるところは攻めた。17番パー5は残り60ヤードの第3打を58度でピン30センチにつけ初バーディー。後半も3番パー5で残り120ヤードを8Iで4メートルに乗せ、6番パー3はユーティリティーで打った第1打を30センチに寄せてバーディーを重ねた。

 今季課題としていたパッティングに光が見えたことが大きい。コースで見守ったコーチの父・優さんは大会前に(1)体幹を動かさない(2)右手コックを維持してストローク(3)自分の感性を信じる‐の3点を指示。「今日の感じでいいでしょう」と合格点をつけた。

 この日は注目の勝と同組。スコアメークに苦しむ15歳に「高い弾道のいいショットを打つ。話をしたときの受け答えがすごくしっかりしている」と賛辞を贈った。2日目も勝と同組だが、調子は上向き。初日以上のプレーで手本を示す。

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