アマ堀が1打差2位浮上 今度こそVだ
「中京テレビ・ブリヂストン・レディース・第2日」(24日、中京GC石野=パー72)
アマチュアの堀琴音(18)=兵庫・滝川二高出=が5バーディー、2ボギーの69をマーク。通算5アンダーまで伸ばし前日10位から首位と1打差の2位に浮上した。3週前のサイバーエージェントレディースに次ぐ自身2度目の最終日最終組で、史上5人目のアマチュアVを目指す。首位はアン・ソンジュ(韓国)。堀と並ぶ2位に成田美寿々ら3人。前日首位の森田理香子は3アンダーの10位に後退した。
アマチュア旋風が止まらない。3週前のサイバーエージェントレディースでは2日目を終え、同じアマチュアの森田遥(高松中央高3年)とともに首位タイに立った堀。今度は1打差2位から優勝を狙う最終日を迎える。
「後半ボギーを打たなかったし、満足してます」。今年3月に兵庫・滝川二高を卒業。姉の奈津佳に続いてプロを目指している。7月末のプロテストに向けて練習に没頭する毎日だが、ここで優勝を手にすれば即プロ転向が可能。だから、このチャンスを逃す手はない。
気持ちの切り替えがうまくいった。「2番、3番の連続ボギーでバタついてしまったけど、1つずつ落ち着いてやるしかないと思って立て直せた」。連続3パットボギー先行から、きっちり流れを引き寄せた。
6、7番で連続バーディーを決め、パープレーでハーフターンすると、後半は10番と16番でバーディー。最終18番では6メートルのスネークラインを強気のパッティング。「正直、ラインがわからなくて。ほぼストレートで、少し強く打ちました」。カップの向こう縁を壊さんばかりの勢いで、この日5つめのバーディーを奪った。
「サイバーの時は一日バタバタ。悔しいとか言う以前に、私はまだまだだなと思った。あすは緊張すると思うけど、とにかく落ち着いて回れればいいなと思います」。姉は2勝を挙げており、姉妹ツアーVとなれば史上初。最終日、琴音が快挙に挑戦する。