【松山英樹一問一答】次はメジャーで
「メモリアル・トーナメント・最終日」(1日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)
3位から臨んだ松山英樹(22)=LEXUS=が69で回って通算13アンダーで並んだケビン・ナ(米国)とのプレーオフを制し米ツアー初優勝を果たした。
‐2週連続の優勝争いとなったが、先週の出だしとは、だいぶ違ったのでは。
「先週は最初から不安ながらやっていたが、今週はずっと、つかむものがあってやっていた」
‐優勝が見え始めた16番でダブルボギーをたたいたが。
「右からの風はわかっていたけど、思ったより風の影響を受けて池に落ちた。ダブルボギーでも(首位と)1打しか開いていないと思ったので、すぐに気持ちを切り替えた」
‐ダブルボギー、ボギーで迎えた18番で追いついた。
「ミスショットが続いていて18番のティーショットも良くなかったけど、フェアウエーにあったので、まだチャンスはあると思った。風に乗せて打つだけだと思い、175ヤードを7番アイアンで打った。小さいころから一番練習してきたクラブが最終ホールで残った。グリーンに上がってから(ピンに)近いとわかった」
‐プレーオフは?
「(18番でシャフトが折れて)ドライバーがなかったので、とても難しかった。ティーショットが右のバンカーに入り、196ヤードを5番アイアンで左のバンカー手前へミスショット。そこからピン奥3メートル。それを入れてパーで(勝った)」
‐初優勝の味は。
「早く優勝できてうれしい。4日間で納得できないプレーもあったけど、結果は素晴らしいものになった」
‐日本人の米ツアー優勝は4人目。
「4人しかいないということが、米ツアーでやる難しさだと思う」
‐次の目標は?
「メジャーで勝てるように頑張りたい。(今日は)16、17、18番でミスショットがあった。メジャーでこのようなプレーをしていたら優勝は遠ざかっていく」
‐次のメジャーは全米オープン。
「99年に(パインハーストで)ペイン・スチュワートが勝ったのをテレビで見てすごいなと思った。今週勝った自信をそのままつなげていきたい」