あ~後半ショット乱れ…松山14位後退

 「全米オープン選手権・第2日」(13日、パインハースト=パー70)

 6位スタートの松山英樹(22)=LEXUS=は2バーディー、3ボギーの71とスコアを落とし、通算イーブンパーで首位と10打差の14位に後退した。連日の65をマークしたマルティン・カイマー(ドイツ)が通算10アンダーで首位を独走。73で回った谷口徹は5オーバーの60位で決勝ラウンドに進んだが、矢野東は20オーバーの155位、宮里聖志は22オーバーの156位で予選落ちした。

 松山が午後、ラウンドを開始する時点で既にカイマーは通算10アンダーまで伸ばして終えていた。しっかり追わなければメジャーのタイトルが遠のく状況で後半に崩れ「12番までは良かったんだけど」と、うなだれた。首位との差は4打から10打に広がった。

 前夜の雨で軟らかくなったグリーンは球が止まりやすくなり、特に風の弱かった午前組のカイマーに味方した。午後は一時、雷雨の警告が出るなど風が強まった。「3アンダー(67)くらいで回れたらいいと思うけど、簡単にはいかない」とため息をついた。

 9番で7メートルほどのバーディーパットを絶妙なタッチで決めたものの、徐々にショットが乱れ始めた。13番(パー4)で第1打が右の砂地に落ち、次もグリーンを捉えきれずにこの日初のボギー。16番(パー4)は第1打が右のバンカーにつかまった。18番とパー4の3ホールでティーショットを狙ったところへ打てず、ボギーを重ねた。

 メジャー制覇の期待を背負う一方で冷静に足元も見つめる。「2日目が終わった段階で優勝が決まるわけではない。しっかりした内容で(いい)スコアを出していかないといけない」。トップの背中は離れても姿勢は変えず、大舞台で勝負の残り36ホールに挑む。

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