藍、3戦連続予選落ち…パットに敗因
「アーカンソー選手権・最終日」(29日、ピナクルCC=パー71)
第2ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、最終ラウンドで67を出した野村敏京(21)は通算4アンダーで31位となった。最終ラウンドを65で回ったステーシー・ルイス(米国)が12アンダーで今季3勝目、通算11勝目。昨年3位の宮里美香(24)は通算1アンダーで54位。2年前に優勝した宮里藍(29)は第2ラウンド終了時点で1オーバーとなり、1打及ばず3戦連続の予選落ち。有村智恵(26)と上原彩子(30)も決勝ラウンドに進めなかった。
午前中に迎えた第2ラウンドの最終18番パー5。宮里藍の下りのバーディーパットは2メートル先のカップをかすめた。1打足りず、自身初の3試合連続の予選落ち。「2ラウンド合計で、あと15個くらいバーディーチャンスがあった。一つでも入っていれば流れは変わった」と、振るわないパットに敗因を求めた。
今季ツアーの約半分を終了し、最高が24位と大苦戦している。2007年8月にドライバーショットの不調からスランプに陥った時も、棄権を挟んで2度の2試合連続予選落ちを喫した。「あのときよりは苦しくはない。時間はかかると思うけど、我慢強くやるしかない」。2年前のこの大会以来となる節目の米ツアー10勝目は、まだ遠そうだ。