藍粘った 13番以外すべてパーセーブ
「全英リコー女子オープン・第2日」(11日、ロイヤルバークデールGC=パー72)
10位から出た宮里藍(29)=サントリー=はバーディーなしの1ボギー、73で回って、通算1オーバーとした。
宮里藍が踏ん張った。時間を追うごとに冷たい風が強まる中、13番のボギー以外はすべてパーという我慢のゴルフ。「伸ばせなかったけど、いいゴルフではあった。前半で3つチャンスがあったんですが…」と振り返った。
4番で2メートル、5番で3メートル、6番で3メートルのチャンスを外した。「パッティングのフィーリングは悪くなかった。初日がよかっただけに、入れなければいけないという気持ちが強かったのかな?」と反省した。
今季はパッティングの調子が今ひとつで、上位に進めない原因になっていた。ツアーでは3戦連続で予選落ち。全米女子オープン後、カリフォルニアの自宅に戻って、じっくり調整した。
「自分の中ではいつも、量より質だと思って練習しているが、今回は体がしっかりストロークを覚えてくれるまでやろうと思った。ふだんの軽く2倍は練習してきた」。その成果を、難グリーンで発揮した。
同じ沖縄県出身の上原が初日首位に立った。アマチュア時代から活躍する姿を、憧れを持って見つめていただけに、刺激にならないはずがない。3日目もパーを重ねて、優勝戦線をうかがう。