松山 36位から10位へ急浮上
「ブリヂストン招待・第3日」(2日、ファイアストーンCC=パー70)
36位で出た松山英樹(22)=LEXUS=は1イーグル、5バーディー、2ボギーの65をマークして通算4アンダーとし、首位と10打差ながら、10位に浮上した。67で回ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算14アンダーでトップを守り、3打差の2位にロリー・マキロイ(英国)が続いた。丸山大輔は9オーバーで66位、竹谷佳孝は13オーバーで71位だった。
順位が大きく動きやすく「ムービングデー」と呼ばれる第3日。ギアを上げて加速した松山が急浮上した。
出だしの10番パー4で第2打を30センチにつけると、15番は5メートルのパットを沈める。18番パー4は前方に木が立ちふさがった第2打を左から右に曲げて1・5メートルにつけた。圧巻はパー5の2番。残り228ヤードを3番アイアンでピンへ一直線に運び、50センチに2オン。楽々のイーグルに「パットをほとんどしていないのでイーグルの感覚がないけど、うれしかった」と喜んだ。
8番で3メートル、9番では1メートルにつけて連続バーディーの締めくくり。「8、9番もあんまりいい当たりではないけど、チャンスにつけられた」と自らに課すハードルは高いが、スコアに結び付いたことで表情は明るい。「いい感覚(のショット)が増えてきた」と及第点をつけた。
それでも「パットはあまり変わっていない」と満点はつけない。2・5メートルを外した3番のボギーを含め「あと2、3ホールはいけた」という。余力を残して、この日ベストの65をマーク。「これくらいのプレーを続けられたら上位にいける」と最終日へ気合を高めた。