松山12位、メジャー初Vへ手応えあった
「ブリヂストン招待・最終日」(3日、ファイアストーンCC=パー70)
10位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は5バーディー、3ボギーの68で回り、通算6アンダーで12位となった。66をマークしたロリー・マキロイ(25)=英国=が通算15アンダーで全英オープン選手権に続く今季2勝目、米ツアー通算8勝目を挙げた。丸山大輔は68位、竹谷佳孝は69位。タイガー・ウッズ(米国)は腰の痛みのため途中棄権した。
小さな不安を吹き飛ばすほどの大きな手応えを得た。1番でいきなり1・5メートルにつけると、10番は60センチにぴたり。11番でも2メートルに寄せるなど、次々とピンに絡む高い弾道の球を放った。松山は「ショットがだいぶ良くなってきた。最近なかったプレーがいくつも出て良かった」と、4日間のプレーを総括した。
米ツアー初優勝を果たしながら、今年はずっとスイングに違和感を抱いていたという。それが今大会の第2ラウンド後、練習している時に「だいぶ良くなるものがあった」と好感触をつかんだ。その後は霧が晴れたかのように、フィニッシュまで一気に振り抜く鋭さがよみがえった。
パットに関してはまだ好調時の感覚に戻り切っていないが、7日から始まる今季メジャー最終戦、全米プロに向けては自らへの期待も高まった様子。「このショットが初日からできれば、パットが悪くても上にはいけるかなという感じがする。今週のプレーを生かしていけたらいい」と意気込みを口にした。