松山、好調ではないが…納得54位発進

 「全米プロ選手権・第1日」(7日、バルハラGC=パー71)

 昨年19位だった松山英樹(22)=LEXUS=は4バーディー、4ボギーの71で54位、6年連続出場となる石川遼(22)=CASIO=は2バーディー、3ボギーの72で79位と出遅れた。メジャー初制覇を目指すリー・ウェストウッド(英国)とケビン・チャペル、ライアン・パーマー(ともに米国)の3人が65をマークしてトップに並び、全英オープン選手権からの出場3戦連続優勝を目指すロリー・マキロイ(英国)ら5人が1打差の4位につけた。

 本番での強さはさすがだが、やはり好調とはいえないようだ。赤のシャツに黒のパンツで臨んだ松山は、「ゴルフの状態から考えれば、よくパープレーで回れた」とスコアには納得顔だった。

 スタート3ホール目の12番で8メートルのパットを沈め、13番(パー4)は2打目をピンにぴたりとつけて連続バーディー。一時は3アンダーまで伸ばした。ところが5番(パー4)で奥のラフからの寄せがまるで飛ばず6メートルもショートし、495ヤードと長いパー4の6番は、第2打が67ヤードも残るミスで連続ボギー。さらに最終9番も第1打が左のバンカーにつかまってボギーと、流れを手放した。

 大会前の練習ラウンドではショットがばらつき「体がなまっていて、いいショットが打てなかった」と表現していた。初めてのコースにもかかわらず、9ホールずつを2度しか回らずに体調を整えることを優先。準備万端とは言い難い状態だった。

 何度も腰に手を当てて背中を反らすなど、体調を含めて本来の切れが戻っていない様子。ただ、前週は不安を残したパットに安定感があっただけに「しっかり我慢しながら伸ばしていけたら上位にいけるかなと思う」と言葉は前向きだった。

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