キンクミがホールインワン!2位急浮上
「NEC軽井沢72・第2日」(16日、軽井沢72G北C=パー72)
17位から出た金田久美子(25)=スタンレー電気=がホールインワンのイーグルと4バーディーで66をマーク、通算9アンダー2位へ急浮上した。エースは10年中京テレビ以来2度目。64で回ったイ・ボミ(韓国)が通算11アンダーで単独トップに立った。初日4位の福嶋晃子(41)=フリー=は73とスコアを落とし、通算4アンダーの33位に後退した。
ギャラリーの歓声が快挙を教えてくれた。183ヤードの3番パー3。金田が5Iで放ったボールは軽いドロー軌道を描き、ピンの8メートル手前に落下。そのままコロコロと転がりカップに吸い込まれた。
「メッチャいいショットだった。入ったところは見えなかったけど、ギャラリーの人が『入った』と言ったので分かりました」。プライベートを含めても自身2度目のエースの味をかみしめた。
14日に25歳の誕生日を迎えた。3歳8カ月でクラブを握ってからゴルフ歴は21年余りとなるが、情熱は失っていないという。「中学の時は25歳はゴルフやめて結婚していると思っていたんですが、描いていた人生と違った。今はゴルフが好き過ぎて30歳になってもやっていたい」と恥ずかしそうに笑った。
最終日は11年フジサンケイ以来の2勝目を目指す。「優勝争いは久しぶり。どんなゴルフをするか忘れちゃったけど、自分のやってきたことを出せばトップについていける」。“ギャルファー”を卒業したキンクミが新境地を切り開く。