イ・ボミ今季V3!賞金ランク首位浮上
「NEC軽井沢72・最終日」(17日、軽井沢72G北C=パー72)
首位で出たイ・ボミ(25)=韓国、マスターズGC所属=が70で回り、通算13アンダーで並んだ大山志保、菊地絵理香とのプレーオフを1ホール目のバーディーで制して今季3勝目、通算8勝目を挙げた。優勝賞金1260万円を手にしたイ・ボミは、アン・ソンジュを抜いて賞金ランク首位に浮上。日本での生涯獲得賞金は、史上3番目に早い86試合目で3億円の大台を突破した。
勝負強さが際立った。プレーオフの1ホール目。イ・ボミはフェアウエーからの第2打でしっかりグリーンを捉え、3メートルのウイニングパットを迷いなく沈めた。「ドライバーもパットも良かったので、スコアが出ました。今週は調子良かったです」。たどたどしい日本語で喜びを表現した。
プレーオフはこれで4戦全勝。その強さの陰には、谷口徹、上田桃子の男女賞金王獲得にも貢献した帯同キャディー、清水重憲さん(40)の存在がある。「クラブの番手を選ぶのがうまい。気持ちもリラックスさせてくれる」とイ・ボミが言えば、清水さんも「メンタルが強い。大事なところで失敗しない」。息の合ったコンビで今季の好調を維持している。
この日の優勝賞金を加え、今季賞金ランク1位に浮上。生涯獲得賞金も史上3位のスピードで3億円を突破した。「今年は5勝が目標なのであと2勝したい。もっとガンバリマショウという気持ち」。キュートな笑顔で日本人ファンも急増中の韓流美人プロ。快進撃は止まらない。