中上達夫初V!弟子とのPO制した
「デイリー後援・アオノシニアOP」(6日、アオノGC=パー71)
プロの部は、中上達夫(54)=ABCGC=が4アンダーの67で並んだ小林佳則(51)=富士OGMGC小野C=とのプレーオフを1ホール目で制して大会初制覇、賞金30万円を獲得した。アマの部は朝田剛司(64)が1オーバーで並んだ3選手によるプレーオフを1ホール目で制し、2年連続3度目の優勝を果たした。
中上が、弟子である小林とのプレーオフを制し、99年京滋オープン以来の優勝を果たした。
プレーオフ1ホール目の第3打。ピン横60センチにつけた小林を前に、中上は2メートルを残した。「外したら終わりや。ショートだけはできない」。開き直って強気で挑んだパーパットを見事に沈め、小林を見守った。
小林のボールがカップをはじき、思わず「え~!!」と声が出た。「あっけにとられちゃって」と、本人も驚きの形で優勝が決まった。
台風の影響で、2時間遅れのラウンド。強風も「あまり気にならなかった」と、6バーディー、2ボギーの4アンダーで回った。「18番でボギーだったのはちょっと悔しいけど、本当にうれしい」。思わず笑みがこぼれた。