世界2位のスコット来日即9Hラウンド
「日本オープン選手権」(16日開幕、千葉CC梅郷=パー70)
ゴルファー日本一の座を争う日本オープン選手権の開幕を翌日に控えた15日、各選手が最終調整した。昨年のマスターズ・トーナメント優勝者で、世界ランキング2位のアダム・スコット(34)=オーストラリア=は、この日早朝に来日し、早速アウトの9ホールを回った。
世界のスコットが本気だ。台風19号の影響で予定よりも2日遅れのこの日早朝に日本に到着すると、いったん東京都内のホテルに行き、コースへ入ったのは昼すぎ。軽い練習後に、そのプレーぶりを一目見ようと集まった約300人のギャラリーを引き連れて、1番から前半の9ホールを回った。
インはコース整備などの関係でプレーが認められなかったため、キャディーらとともに歩いてコースをチェック。「コースコンディションはいい。フェアウエーが狭いのでドライバーが重要になる。今日見たことを踏まえて臨めたらいい」と話した。
9月半ばの米ツアー最終戦の後は、4月に結婚した妻と欧州を旅行していたという。今回も同伴して来日し「日本は好きな国なので、観光もしたい。京都なども楽しみ」と言いながらも、試合となれば話は別だ。
日本ツアーは3位だった07年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来。「日本オープンに出られることは光栄だし、外国の選手でも重要なタイトル。勝てるよう準備したい」と笑顔で宣言した。