松山 起死回生イーグルで18位浮上
「CIMBクラシック・第2日」(31日、クアラルンプールC=パー72)
23位スタートの松山英樹(22)=LEXUS=は1イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70、13位から出た石川遼(23)=CASIO=は4バーディー、3ボギーの71で回り、ともに通算4アンダーで18位に並んだ。2日続けて67をマークしたビリー・ハーリーが通算10アンダーでトップ(米国)に立った。
重苦しい雰囲気を一打で変えた。松山がスコアを二つ落として迎えた折り返しの18番で起死回生のイーグルを奪い、踏みとどまった。「パー5で2打縮められたのは大きい。いいショットだった」と納得顔だった。
ティーショットを左に曲げてラフに入れ、2打目をピンまで160ヤードのフェアウエーに運んだ。バーディーを狙い、3打目勝負で9番アイアンを振り抜くとボールはピンに向かって一直線。手前で弾んでカップに吸い込まれると、ギャラリーの大歓声を浴びた。
10番で1・5メートルのバーディーパットを外すと、11番(パー3)では第1打がバンカーにつかまったうえに3パットでダブルボギー。上位からじわじわ引き離される展開だったが、後半は2バーディーを奪った。「よくアンダーパーで回ってくることができたと思う」と振り返った。
2日間の満足度は「低い」と言う。トップとは6打差。「頑張れば追いつけるかな」と、米ツアー2勝目を目指す。