桃子が逆転V 残り4戦全勝狙う!

 「樋口久子森永レディース・最終日」(2日、森永高滝CC=パー72)

 1打差2位で出た上田桃子(28)=フリー=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーで今季2勝目、通算11勝目を飾った。前半で表純子(40)=中部衛生検査センター=に3打差をつけられたが、最終ホールのバーディーで逆転した。表が1打差の2位で、通算8アンダーの3位に吉田弓美子(27)=イーグルポイントGC=と原江里菜(26)=NEC=が入った。

 上田が、磨きをかけたアプローチとパットで勝利をつかんだ。「7番のパーセーブが今日のすべてだったかなと思う」。4番、3パットでボギーが先行し、悪い流れになりかけて迎えた7番パー4。第2打を左に大きく曲げ、ボールはギャラリーロープの外側、カート道の外側まで転がった。

 「ピンまで30ヤード。バンカー越えで、使えるグリーン面は4ヤードほど。ライも悪かった。思い切りカットにクラブフェースを入れるロブショットしかなかった」

 絶妙のアプローチで1・5メートルに寄せた。「10回打って1回成功するかどうかというショット。今、あそこに戻っても同じことができる自信はない。でも、米ツアーで2年以上かけてできるようになったアプローチなんです」

 8、9番の連続バーディーで反撃を開始。12番パー5は残り85ヤードをピンそば20センチに。表を追い詰め、16番で並んだ。最終18番。勝利を射止めたのは5メートルのバーディーパットだった。

 「残り4試合もすべて優勝を狙っていきたい」。副賞の森永製菓・森永乳業商品各1年分は、姉・亜沙美さんが勤める授産施設(熊本のライン工房)にプレゼントする考えも明かした。

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