松山5位浮上 ショートアイアン好調
「現代自動車チャンピオンズ・第2日」(10日、カパルカGCプランテーションC=パー73)
18位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は8バーディー、1ボギー、この日のベストスコア66で回り、通算10アンダーで首位と1打差の5位に浮上した。昨年この大会を制したザック・ジョンソン、ジミー・ウォーカー、ラッセル・ヘンリー(以上米国)とベ相文(韓国)の4人が通算11アンダーで首位に並んだ。出場34人で予選落ちはない。
ピンを狙ったショットが次々と面白いように寄っていく。松山は奪った8バーディーのほとんどが2メートル以内についた。9番からの4連続バーディーも1メートル、1メートル、2メートル、1・5メートルと堂々の内容。前年のツアー優勝者が集まるエリート大会で、優勝圏内に浮上した。
これだけ寄ればパットに迷うことはない。「フェアウエーから打っていると(バーディー)チャンスは増える。そして、パットが入ってくれたのでスコアを伸ばせた」と笑みを見せた。一方で「ショートアイアンだけはいい感じ」と不満も残った口ぶりだった。その原因は「ドライバー(ショット)の感触は良くなかった」から。方向性のばらつきは目立たないものの、ボールをとらえる微細な感覚の中では納得できない部分があったようだ。
海からの強い風が吹くことで知られるコースだが、この日はさほど気にならない程度で「この風ならみんな伸ばしてくる。それについていけるよう頑張る」。首位から2打差に10人がひしめく大混戦とあって、冷静に残り2日間の戦いを見据えた。