松山の底力見せた!巻き返し予選通過
「ソニー・オープン・第2日」(16日、ワイアラエCC=パー70)
111位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は4バーディー、ボギーなしの66と巻き返し、通算2アンダーの69位で際どく予選を通過した。残り4ホールで3バーディーを奪った。他の日本勢は振るわず、岩田寛、池田勇太、今田竜二と宮里優作の4選手は予選落ちした。
序盤からなかなかパットが決まらず、松山は予選落ちのピンチだった。しかし、崩れることなく最後に底力を発揮した。この大会で初めて決勝ラウンドに進み「予選を通らないと優勝もない。そういう意味では良かった」と胸をなで下ろした。
アマチュア時代に初出場した2011年から3連続で予選の壁にはね返された。今年も初日に大きく出遅れたが我慢を重ねた。終盤の6番で3メートル、7番で1メートルを決めてバーディー。最終9番(パー5)では2オンに成功しし、バーディーを奪った。粘り強さは米ツアーで戦ってきた成長の証しかと問われ「そうかもしれない」と笑みも浮かべた。
今大会のコースで苦しんでいるのは、パッティング。ハワイ特有の芝目の強いグリーンだが「難しいけど、入らないのはラインの問題じゃなく、いいパットを打てていないから」と自身のストロークを反省する。
優勝争いを演じた前週は2日目からパットが入り始め、浮上の原動力となった。「パットのストロークをどれだけ修正できるか。バーディーの数が少ないので、もっと増やしていけるように頑張りたい」と気合を入れ直した。