さくら本格参戦、復活なるか藍
ゴルフの米女子ツアーは28日からのコーツ選手権(フロリダ州)で開幕し、11月下旬まで33大会が行われる。日本勢は低迷からの復活を期す宮里藍(29)、宮里美香(25)らに加えて日本ツアー23勝の横峯さくら(29)が本格参戦。宮里藍にとってはアマチュアのころからのライバルで、同じ舞台での切磋琢磨(せっさたくま)が期待される。
米国を本拠として10年目を迎える宮里藍は、昨季不調に陥ったパットの感覚をどこまで取り戻せるかが鍵となる。来年のリオデジャネイロ五輪に出場するためにも、3季ぶりの優勝で100位台に沈む世界ランキングを一気に上げたい。
横峯は芝や気候など日本と異なる環境への適応が重要となるが、その点で宮里藍の存在は心強い。本来の力を発揮できれば優勝の可能性は十分にある。
米ツアー3年目の上原彩子(31)と野村敏京(22)は初優勝が目標。昨季21位が最高だった宮里美はショットを安定させてパーオン率を上げられるか。下部ツアーには森田遥(18)が挑戦する。