さくら 繰り上がりで米ツアーデビュー
今季から米女子ゴルフツアーに本格参戦する横峯さくら(29)=エプソン=の初戦が、今季第2戦のピュアシルク・バハマ・クラシック(5日開幕、パラダイス島)に2日、決まった。本戦に欠場者が出たため、繰り上がりで出場を待つウエーティングリストの1番目だった横峯に出場権が回ってきた。宮里藍、宮里美香、上原彩子は既に本戦にエントリーしている。
横峯は昨年12月の米ツアー最終予選会で11位となって今季ツアーの大半に出られる立場となったが、出場枠が限られる一部の試合は資格を持っていない。
この日は会場となるオーシャンクラブGCで予選会に出場。ラウンドを終えた後に繰り上がりを知り「ウエーティング(補欠)の1番目だったので可能性は高いと思っていた。本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
前週の開幕戦、コーツ選手権に出られなかった横峯にとっては、満を持しての“デビュー戦”となる。昨年4月にメンタルトレーナーの森川陽太郎さんと結婚。それまでは海外遠征に積極的ではなかったが、伴侶を得て「二人三脚でできるのは大きい」と海を渡ることを決意した。アマチュア時代からしのぎを削ってきた宮里藍の存在も「いろいろ教わりたい」と心強い。
この日の予選会の記録は参考扱いとなるが、パー73のコースを70で回った。「ショットの状態がすごく良かった。こういうプレーをしていれば上位にいける」と手応えをつかんだ様子だった。