ウッズ腰痛で棄権…マスターズもピンチ
「ファーマーズ・インシュアランス・オープン・第1日」(5日、トーリーパインズGC=パー72)
日没のため42選手が競技を終了できずサスペンデッドとなった。タイガー・ウッズ(39)=米国=は2オーバーで迎えた北コースの12ホール目で腰痛のため棄権した。北コースの松山英樹(22)=LEXUS=は1イーグル、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で暫定91位と出遅れた。南コースの石川遼(23)=CASIO=は3バーディー、3ボギーの72で暫定67位。競技を終えた中ではニコラス・トンプソン(米国)が北コースで64をマークしてトップに立っている。
復帰2戦目に臨んだウッズは、腰の痛みで途中棄権した。前半のインは1オーバーとこらえたが、後半の2番でダブルボギー。次の3番でティーショットを打ち終えると、プレーの続行不可能を申し出た。
霧の影響で、進行が遅れたことが原因だという。「いい準備はできていたが、待たされて体が冷えてしまった」と説明した。バーディーを奪った1番では同組のホーシェル(米国)にティーや球を拾ってもらうなど、痛みが限界だったようだ。
前週は最下位で予選落ち。次戦として、自宅近くの米フロリダ州で開催されるホンダ・クラシック(2月26日~3月1日)に出場する予定は不透明となった。例年であれば、世界選手権シリーズのキャデラック選手権(3月5~8日)にも参戦するが、現在の世界ランクは56位で、同選手権には開幕直前までに50位以内へ入らなければ出場資格がない。
今回の棄権によってランクのさらなる降下が予想される。腰痛の状態は不明で、場合によってはマスターズへの出場も危ぶまれる。