「ＩＳＰＳハンダ女子オーストラリア・オープン・最終日」（２２日、ロイヤルメルボルンＧＣ＝パー７２）

　宮里美香（２５）＝ＮＴＴぷらら＝は１イーグル、４バーディー、４ボギーの７１と伸ばし、通算イーブンパーで１２位となった。ともに７６だった宮里藍（２９）＝サントリー＝と上原彩子（３１）＝モスフードサービス＝は通算９オーバーの４４位で終えた。世界ランク１位の１７歳、リディア・コ（ニュージーランド）が７１で回り通算９アンダーで今季ツアー初勝利、通算６勝目を挙げた。

　宮里美はスコアを二つ伸ばして１２位で終えた。パー５の１４番。２打目をグリーンに乗せ、約６メートルのスライスラインを読み切った。難しいコースで今大会初のイーグル。「苦手のラインだがよく入った。我慢してきた最高のご褒美」と白い歯をこぼした。

　前日まではパーの壁を破れず、４日間の自己評価は「７０から８０点」とした。１６番でパーパットがカップに蹴られて通算でのアンダーパーを逃したことに、反省も忘れない。

　昨季の米ツアーでは一度もなかった２０位以内が、今季は３戦で２度。挽回のシーズンになりそうな気配にも「それはまだ分からない、誰にも」と慎重だ。３季ぶりの米ツアー２勝目を期待する声に「もう少しだけ待ってもらえれば」と応じた。