さくら、真価発揮のバーディーラッシュ
「起亜クラシック・第2日」(27日、アビアラGC=パー72)
17位から出た横峯さくら(29)=エプソン=が8バーディー、3ボギーで67をマークし、通算8アンダーで首位と2打差の5位に浮上した。今季から本格参戦した米ツアーで初の予選通過。29位スタートの宮里藍(29)と宮里美香(25)はともに73で回り通算1アンダーの59位。上原彩子(31)はイーブンパー、野村敏京(22)は2オーバーで予選落ちした。
米国の地で横峯がようやく真価を発揮した。バーディーラッシュで67をマーク。「すごくいいプレーができたと思う。予選を通ったことは自信になる」と満面に笑みを浮かべた。
第2ラウンドは今季これまでの3戦で一度もアンダーパーがなかった。それでも夫でメンタルトレーナーの森川陽太郎さんと話し、目標を5アンダーと強気に設定。「予選落ちを怖がらない」とスタートから積極的に攻めた。
「2打目の距離感が合っていた」という。1番でいきなりピン横2・5メートルにつけてバーディーを奪うと、ボギーをたたいた直後の4番ではピンの右1メートルに運んだ。「頭が上がらないように修正した」というパットもかみ合い、8番からは4連続バーディーで一気に浮上。グリーン外からの5メートルをパターで決めた13番で通算9アンダーまで伸ばし、一時的にはトップに立った。
予選通過はもちろん、さらに上を狙える好位置。「ことし初めての4日間のプレーになるけど、優勝を目指して頑張りたい」と大きな目標を掲げた。