尾崎が連覇 激闘3人プレーオフ制した

 「デイリー主催・トップアマゴルフトーナメント・最終日」(8日、高松CC=パー70)

 昨年覇者の尾崎竜二(38)=阿南CC=が、通算1オーバーで並んだ3人によるプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、27年ぶり2人目の大会連覇を飾った。POで敗れた河合聖哉(17)=大洲GC=と小川貴大(43)=サンセットヒルズCC=が2位。通算6オーバーで11位の羽藤悟志(60)=タカガワ新伊予GC=がベストシニアに輝き、女子は岡山・作陽高3年の安藤京佳(17)=西条GC=が通算4オーバーで優勝した。

 桜の下で、今年も尾崎が勝利の笑みを浮かべた。第10、11回大会(87、88年)の中川隆弘以来、27年ぶり2人目の大会連覇。3人のPOを制しての快挙に「調子はよかったので勝てる予感はあった。うれしいですね」と声を弾ませた。

 10番と18番(ともにパー4)を交互に使って行われたPOは、1ホール目で小川が脱落し、17歳の河合との一騎打ちとなった。2ホール目をともにボギーとして迎えた3ホール目。尾崎は残り180ヤードの2打目を5番アイアンでピン右手前10メートルに確実に乗せてパー。一方の河合は2打目をグリーン左に外してボギーとし、激闘に決着がついた。

 徳島・小松島市でゴルフ練習場を経営する38歳。176センチのスリムな体から放つドライバーの飛距離は270ヤード。11、13年に四国ミッドアマを制し、12年には全日本パブリックミッドアマで優勝している。

 その実力者は昨年から「冬の過ごし方を変えた」と話す。「寒いのが苦手」なため、11月から2月までの4カ月間は「まったくゴルフをしなかった」。代わりに毎日、インドアでテニスに熱中。春を迎えると「下半身が鍛えられて飛距離が伸びたし、ショットが安定した」と、ゴルフにも思わぬ効果があったという。

 今年の最大の目標は3度目の日本アマ出場。そして来年は、前人未到の3連覇に期待がかかる。「ちょっと難しいとは思いますが、頑張ります」。1年後のチャレンジに向けて意欲をのぞかせた。

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