さくら3位浮上「100%振り切った」
「スウィンギングスカートクラシック・第2日」(24日、デーリーシティー・レークマセドGC=パー72)
ボギーなしで5バーディーを奪い67で回った横峯さくら(29)=エプソン=が通算6アンダーで、首位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)と3打差の3位につけた。
前日はやや不安定だったショットを修正した。杉の枝がせり出す狭いフェアウエーに強風が吹く難コースで、横峯は「自分のスイングを信じて100パーセント振り切った」と意気込んだ。ティーショットはほぼミスがなく、5バーディーを積み重ねた。
主戦場を米国に移した今季は3連続予選落ちを喫した。しかし4週前、出場4戦目の起亜クラシックで8位に。最終日は3位から最終組でプレーした。優勝争いからは脱落したものの「こういう感じなんだと層の厚さを学んだ」という。その後は予選落ちもなく「ようやく米ツアーに慣れてきた」と話す。
今週は月曜日の予選会をプレーオフの末に突破し、出場権を獲得した。見ていた宮里藍は「あの頑張りは素晴らしい。精神的にすごく強い。刺激になる」と感嘆した。横峯は夫と相談して決める毎日の目標を、今週は「難コースで気負ってしまうから」とイーブンパーに設定した。
「決勝もそのままイーブンパーを目指す。自分を信じて戦うのが一番」。精神力に異国での経験を加え、自然体で上位を狙う。