41歳山下和宏 初Vへ2打差4位発進

 「中日クラウンズ・第1日」(30日、名古屋GC和合C=パー70)

 ツアー未勝利の山下和宏(41)=ザ・サイプレスGC=が5バーディー、2ボギーの3アンダー67で回り、首位と2打差の4位につけた。李京勲(韓国)が65で首位に立ち、1打差の2位にブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)とI・J・ジャン(韓国)。青木功(72)=フリー=は最終18番でダブルボギーをたたいて75。惜しくもエージシュートを逃した。

 開幕戦の東建ホームメイト杯で2位に入った山下が、首位と2打差の4位と好発進。「ラッキーでこのスコアではない。地に足がついてできている」と満足げに振り返った。

 硬いグリーンに多くの選手が苦しめられる中、「ほとんどがパーオンでチャンスばかりだった」と振り返るほどにショットの切れが良かった。特に「会心」と振り返ったのは13番パー3。5番アイアンで狙い通りグリーン手前に落とし、転がしてピン真横へ。対応力の高さを見せて難なくバーディーとした。

 昨季は2位と3位が一度ずつ。初優勝へ思いをはせる41歳のベテランは「不安な要素がなくなってきている。このままスコアを伸ばしていくだけ」と力を込めた。

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