松森、逆転V狙う“次は私の番よ”
「ほけんの窓口レディース・第2日」(16日、福岡CC和白C=パー72)
27位でスタートしたモデル系ビジュアルプロ・松森彩夏(20)=スターツ=が2バーディー、1ボギーの71で回り、通算イーブンパーの5位に浮上した。最終日は“美のオーラ”で首位との5打差逆転ツアー初優勝を狙う。
か細い体をフルに使って、松森が難攻不落の和白を攻めた。3番で残り80ヤードを“OK”の距離につけてバーディー。13番は奥2メートルを沈めた。14番で唯一のボギーをたたいたが、集中力を切らすことなく、15番で2メートルのパーパットを放り込んだ。
強烈なアップダウンと強風の中、1アンダー71でまとめ、首位に5打差の5位に浮上。「今日は2メートルくらいのパーパットが4回あった。それを決められたのがよかった」と大きな瞳を輝かせた。
ツアー未勝利だが、ビジュアルと将来性から日本航空、サッポロビールがスポンサーにつき、メルセデスからも支援を受けている人気プロ。2013年プロテスト合格の“花の13年組”にはツアー6勝の成田美寿々、昨年日本女子プロ優勝の鈴木愛、今年フジサンケイで初優勝した藤田光里がおり「次は自分の番」との思いは強い。
最終日は5打差大逆転を目指す。「光里ちゃん、愛ちゃんは仲良しでもあるけど、追いつき追い越したいです」。東京・世田谷生まれのお嬢様が本気になった。