藍66で20位浮上 さくらと同組効果
「キングズミル選手権・第3日」(16日、キングズミル・リゾート=パー71)
66位から出た宮里藍(29)=サントリー=が5バーディー、ノーボギーの66で回り、通算3アンダーで20位に浮上した。70で回った野村敏京は通算2アンダーで30位。横峯さくらは69で回り通算イーブンパーの47位。74をたたいた有村智恵は76位に後退した。ペリーヌ・デラクール(フランス)が11アンダーでトップに立った。
米ツアーで初めて横峯と同組で回り、急浮上した宮里藍は「力まずにやれたのは、さくらと一緒に回れたから」と明るく語った。横峯も「藍ちゃんの調子も良く、私も頑張って、みたいな」と振り返る。気心の知れた29歳の2人でのラウンドは相乗効果を生み、ともにスコアを伸ばした。
宮里藍は4番(パー4)の2打目をピン上30センチにつけるなど、アイアンショットが好調だった。15ホールでパーオンし、ボギーなしで5バーディー。「どれだけ攻められるかを課題にしてやったのが、いい方向に作用した」と納得の表情だった。前半はスコアを一つ落とした横峯も、引っ張られるように後半は3バーディーで巻き返した。
ともに好感触を得て最終日に臨む。「アンダーで回れるように頑張りたい」と横峯。今季ここまで17位が最高の宮里藍は伸ばし損ねたホールの反省を忘れず、「狙えるホールはしっかりとつけて、パットでも攻め切りたい」と誓った。