「日本ツアー選手権森ビル杯」（４日開幕、茨城県宍戸ヒルズＣＣ＝パー７１）

　男子ゴルフの国内三大大会第２戦、日本ツアー選手権森ビル杯は４日から４日間、茨城県宍戸ヒルズＣＣで行われる。優勝者は賞金３千万円と来年から５年間のシード権を得る。昨年まで４年連続でツアー未勝利の選手が制しており、ことしも混戦が予想される。

　深いラフと傾斜のあるグリーンが特徴の難コースが舞台。大会終了時点での賞金ランキングの上位２人が、メジャーの全英オープン選手権（７月）の出場権を手にする。優勝候補は昨季の賞金王で初の三大大会制覇を目指す小田孔明だ。今季は開幕直後こそ苦しんだが、試合を重ねるごとに状態を上げてきた。

　前週のミズノ・オープンで勝った手嶋多一や２０１３年大会覇者の小平智は持ち前のショットの正確性が大きな武器となりそうだ。今季好調で１２年に優勝した藤本佳則、連覇を狙う竹谷佳孝も勝機をうかがう。

　２週前の関西オープン選手権でツアー初優勝を果たした片岡大育、未勝利ながら今季３度トップ１０入りしている山下和宏は面白い存在。マイケル・ヘンドリー（ニュージーランド）ら海外勢も手ごわい。米ツアーに参戦中の松山英樹と石川遼は出場しない。