松山5位 不調も「アンダーパー評価」
「メモリアルトーナメント・第2日」(5日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)
昨年優勝の松山英樹(23)=LEXUS=は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算9アンダーで首位から5位に後退した。トップと3打差。
初日に64をマークしながらも口にしていた松山の不安は的中した。序盤からショットが大きく乱れ「疲れるラウンドだった」。大きく伸ばした上位陣の中で、順位を下げた。
出だしの10番(パー4)でドライバーショットが左バンカーにつかまり、11番(パー5)も1打目は左の水路へ。しかし10番では花道からの3打目をカップまで30センチ、11番は第4打を1・2メートルにつけてパーを拾った。前半はフェアウエーに3度しか置けず、パーオンできたのは2度だけだったが、8ホールを1パットでしのいだ。
後半はショットがやや回復し、一つ伸ばした。不調でもスコアをまとめる底力はさすが。「ボギー二つで済んでよかった。このショットで、アンダーパーで回れたことは評価したい」と笑みものぞかせた。
逆転優勝を狙える位置は確保した。「(第1日と)同じように振っているつもりなのに。ちょっとしたことが原因だと思う。早くそれを見つけたい」と話すと練習場でひたすら打ち込み、再浮上の糸口を探った。