大器永野2位「ちょっと消極的でした」

 「日本ツアー選手権森ビル杯・最終日」(7日、宍戸ヒルズCC=パー71)

 トップと6打差の3位からツアー初優勝を目指した永野竜太郎(27)=フリー=は4バーディー、2ボギーの69にとどまり、通算9アンダーの2位だった。

 悔しさを胸にしまい、永野が前を向いた。1番で1メートルのバーディーパットを決められず、2オン成功の2番パー5では、2・5メートルのイーグルチャンスをものにできなかった。「あれが入っていたら流れが変わったかも…。ちょっと消極的でした」と自分を責めた。

 それでもツアー屈指の難コースで4日間安定したゴルフを展開した。最難関の17番では前日に続いてこの日もバーディーを奪った。高校2年で日本アマ準Vに輝き将来を期待された大器もプロ8年目。「宍戸でこれだけのスコアを出せたのは、これまでにない自信になる。決めるべきところで決められるパットを身につけられれば…」。飲み込んだ言葉は初優勝。永野に脱皮の時がきた。

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