さくら32位浮上!上位進出望みつなぐ
「全米女子プロ選手権・第2日」(12日、ハリソン・ウェストチェスターCC=パー73)
77位から出た横峯さくら(29)=エプソン=と宮里美香(25)=NTTぷらら=がともに3バーディー、1ボギーの71で回り通算1アンダーの32位に上がった。
イーブンパーだった初日の目標から大きく上方修正した。設定したスコアは68~69。横峯は「(メンタルトレーナーの)主人と話して“トゥデイ、ナンバーワン”を目指した」と第2日のベストスコアを狙ったことを明かした。「届かなかったが、耐えていいプレーができた」と充実の笑顔を見せた。
12番で6メートルのパットを沈めてバーディーが先行。一つ伸ばして折り返すと、後半は粘りが光った。グリーン右のバンカーに入れた1番は3メートルを沈めてパーセーブ。5番パー5はティーショットを左の木に当ててピンチを招いたが、残り180ヤードの第3打を6番アイアンでしっかりグリーンに乗せて切り抜けた。
「やっぱり目標はすごく大事。イーブンを目標にしていたら予選落ちしていたと思う」。29歳の実力者が気持ちをうまく制御し、地力を発揮。メジャーの舞台で上位進出の望みをつないだ。