松山、日本男子初のメジャー制覇に期待
男子ゴルフの今季メジャー2戦目、全米オープン選手権(18日開幕)に出場する松山英樹(23)=LEXUS=は15日、ワシントン州ユニバーシティープレースのチェンバーズベイで調整を行った。この日はラウンドはせず、午後にコースに姿を見せ、練習場でショットの打ち込みを行った。日本勢はほかに石川遼、藤田寛之、川村昌弘、薗田峻輔が出場する。
注目は、世界ランキング14位の松山が優勝争いに加わることができるかどうかだ。
07年開場と新しい海沿いのコースは英国のリンクスを模しており、フィル・ミケルソン(米国)は「全英オープンで打つようなショットが必要」と語る。1番と18番は日によってパー4かパー5に変わり、距離も7200~7600ヤードの間で大幅に調整される。海風を含め、コースへの対応力が問われる。
4月のマスターズ・トーナメントで5位に入った松山は日本男子初のメジャー制覇を期待される。アイアンショットの精度は世界屈指。2年前の全英オープン選手権で6位とリンクスでの実績もある。調子の上がらない日の踏ん張りが鍵になりそうだ。3年ぶり出場の石川と藤田、川村、薗田はまずは予選通過を果たしたい。
世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)、マスターズ覇者で21歳のジョーダン・スピース(米国)が優勝争いの中心か。米ツアーで乱調が目立つタイガー・ウッズ(米国)は苦戦しそうだ。