ウッズ大たたき…大会自己ワースト80
「全米オープン・第1日」(18日、チェンバーズベイGC=パー70)
タイガー・ウッズ(米国)は80の大崩れで152位。
過去3度優勝した王者の面影はなかった。ウッズが全米オープンでの自己ワーストとなる80をたたいた。8ボギーとトリプルボギーをたたきバーディーは一つだけ。背中を丸めて「残念なラウンド。練習場では良かったが、コースでは安定しなかった」と乱れに乱れたショットを嘆いた。
8番のティーショットは深い右ラフに落ち、2打目は草に引っかかったクラブから手を離して顔をしかめた。18番はフェアウエーからの2打目がまともに当たらず、ボールはバンカーに転がり込むありさま。「スタートからショットがひどく、流れを変えることができなかった」とつぶやくように言った。
プロとして昨季まで1度しかなかった80台のスコアが、今年はもう3度目だ。昨年、腰を手術した39歳のスーパースターは「腰は回復までが大変だ」と弱気ものぞかせる。「(同組で81だった)リッキー・ファウラー(米国)には勝った」との冗談がむなしく響いた。