みなみ貫禄、アマ頂点へあとひとつ
「日本女子アマチュア選手権・最終日」(26日、札幌GC輪厚=パー72)
マッチプレー(18ホール)による準々決勝と準決勝が行われ、プロツアーで優勝している勝みなみ(鹿児島高)、中国籍の王天ヨ(おう・てんよ)=六甲=と、16歳の2人が初めて決勝へ進んだ。勝は準決勝で15歳の佐渡山理莉(オリオン嵐山)に4アンド3で快勝。王は準決勝で19歳の山内日菜子(宮崎レイクサイド)を3アンド2で破った。前回女王の蛭田みな美(福島・学法石川高)は準々決勝で王に3アンド2で敗れた。
アマチュアの頂点へあと一歩まで来た。好調ではないという勝は「自分でもびっくり。不思議なくらい」とおどけた。
準々決勝はオールスクエアで迎えた18番のバーディーで決着した。下り4メートル、カップへ沈む前にガッツポーズする完璧な一打。4アップで迎えた準決勝の13番は3メートルのパットを決めて相手の反撃の芽を摘んだ。「入れていなかったら分からなかった」と振り返った。
晴天でグリーンが硬くなり、カップも難しい位置が増えた。ほかの選手が苦しむ中、15歳でツアーを制した大器は違った。「気にならなかった。プロの大会の最終日もこんな感じ」-
36ホールで争う大一番へ「いつも通り自分を信じてプレーしたい。決勝前に(北海道の)おいしいものをいっぱい食べたい」とマイペースで臨む。