森田、破れなかった66の壁乗り越えた
「アース・モンダミンカップ・第3日」(27日、カメリアヒルズCC=パー72)
36位から出た一昨年の賞金女王、森田理香子(25)=リコー=が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算9アンダーで首位と1打差の6位に浮上した。初日74位からの今季初優勝を目指す。
森田が今季自己ベストの65をマークして優勝戦線に躍り出た。今季開幕戦で2位になった後、14試合でトップ10入りは2度。久々に優勝へのチャンスをつかみ「このところ、いつも前半だけ良くて、後半にボギーを打つパターンやったけど、今日は良かった」と笑顔を見せた。
2番で4メートル、4番で7メートルのバーディーパットを沈め、6番は5番アイアンでの第2打をピンそばにピタリ。上がりの3ホールは連続バーディーで締めた。13年11月の大王製紙エリエール3日目の64以来、破れなかった“66の壁”を乗り越えた。
5月末のリゾートトラストレディスで今季2度目の予選落ちを喫した後、師事する岡本綾子の指導を受けた。練習場でスイングチェックの後、岡本邸の庭でバンカーショットも見てもらった。
「調子もいいし、耐えることもできるようになってきている。チャンスは必ずものにしていきたいと思っている」。初日74位からの大逆転で、ツアー8勝目を狙う。