大山、6年ぶり大舞台で存在感キラリ

 「全米女子オープン・第2日」(10日、ランカスターCC=パー70)

 17位から出た大山志保(38)が6バーディー、2ボギーの66とスコアを伸ばし、通算4アンダーで首位と3打差の2位に浮上した。

 西日を浴びながら、大山が最後の9番のグリーンに上がった。6メートルのバーディーパットが惜しくも外れると苦笑い。7個目のバーディーはならなかったが、スコアを四つ伸ばし、2位に浮上。6年ぶりに参戦した大舞台で存在感が光った。

 開口一番に「気持ちよかった」。代名詞であるアイアンの切れが抜群で、後半アウトはボギーなしの4バーディー。ショットがピンそば1メートル半前後に面白いようにつき、ギャラリーをうならせた。

 「いろいろなことを経験して、ここに戻ってこられたことがうれしい。本当に幸せに思う」としみじみと語った。2006年に国内ツアーの賞金女王に輝いたが、両肘の故障などが重なり、シード落ちも味わった。苦しい時期を乗り越えて復調。「自分の中では最高」と呼ぶ大会に、世界ランキングを上げて出場権を得た。

 ピンチだった11番のラフからは華麗なロブショットでパーをセーブ。これを「6年間の成長」と自画自賛した。来年のリオデジャネイロ五輪出場という大きな目標もあり「自分に足りないものを持ち帰って、技術面、メンタル面を磨きたい」と向上心を口にする。初めて米国に駆け付けた父晃さんの応援も受けて、メジャー制覇を狙える位置で決勝ラウンドを迎える。

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