大山踏ん張った 5打差4位で最終日へ

 「全米女子オープン・第3日」(11日、ランカスターCC=パー70)

 2位で出た大山志保(38)=大和ハウス工業=は1バーディー、1ダブルボギーの71にとどまり、通算3アンダーで首位と5打差の4位に後退した。5位スタートの葭葉(よしば)ルミは72とスコアを落とし、69の鈴木愛と並んで通算イーブンパーの12位。横峯さくらは67と伸ばし、1オーバーの18位に浮上。上原彩子と菊地絵理香は4オーバーの37位。穴井詩が53位、森田遥は61位になった。梁熙英(韓国)が69で回り、通算8アンダーで単独首位を守った。

 最終組の一つ前で出たギャラリーから「ウィー・ラブ・シホ(志保)」の声が飛び、大山は柔らかい表情で応じた。6年ぶりの大舞台でも硬くなっている様子はない。ピンチを何度も切り抜け、踏みとどまった。

 5番でティーショットを左にひっかけ、3パットしてダブルボギーをたたいた。「ベストを尽くしているから」と自分に言い聞かせた。8番は3メートル、9番も1メートル半の嫌な距離のパットを決めてパーセーブすると、右拳を小刻みに揺らすいつものガッツポーズで歓声に応えた。

 「日本にいる時以上に楽しかった。緊張もせず、自分らしくプレーができた」。11番のバーディーでスコアを一つ戻すと、その後も惜しいパットが何度もあったが、表情が曇ることはなかった。

 最終日は5打差のトップを追う。「優勝を、と思うと空回りしそうなので。まずは、一つでも順位を上げることを意識しながらプレーしたい」。初めて米国の試合に招待した父・晃さんの前で、最後まで気持ち良くクラブを振る

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