大山5位、池ポチャでV逸も来年出場権
「全米女子オープン・最終日」(12日、ランカスターCC=パー70)
4位から出た大山志保(38)=大和ハウス工業=は70で回り、通算3アンダーで5位に終わったが、10位までに与えられる来年の大会の出場権を獲得した。
大山は1、2番を連続バーディーで滑り出すと、4番でボギーをたたきながら、6、7番で再び連続バーディー。鮮烈なチャージで首位と2差に迫り、「優勝を目指して、という気持ちに切り替えた」。
だが、笑顔のラウンドは暗転した。12番パー3、打ち下ろしでピンまで132ヤード。ピッチングウエッジに弾かれた球はグリーンに一度は落ちたが、手前の池へと転がり、沈んだ。「前のホールをボギーとして欲が出た。冷静に9番アイアンで軽めに打てば良かったけれど、バーディーを狙いにいってしまった」。痛恨のダブルボギーで、夢はついえた。
ただ、再挑戦の海外メジャーの最終18番ホールで大歓声と拍手喝采を浴び、「最高。幸せだった。これがずっと続けばいいのにな、って思った」とはにかんだ。リオ五輪出場へも一歩前進。夢を紡ぎ直すチャンスは、十分ある。