「全英オープン・最終日」（２０日、セントアンドルーズ・オールドコース＝パー７２）

　６６で回ったザック・ジョンソン（３９）＝米国＝が通算１５アンダーで並んだルイ・ウェストヘーゼン（南アフリカ）、マーク・リーシュマン（オーストラリア）とのプレーオフを制して初優勝。０７年のマスターズ・トーナメントに続くメジャー２勝目を挙げた。

　Ｚ・ジョンソンはオーガスタ・ナショナルでのマスターズと、セントアンドルーズでの全英オープンで優勝。世界的な２コースでのメジャー覇者はジャック・ニクラウス、タイガー・ウッズ（ともに米国）、セベ・バレステロス（スペイン）らに続く６人目だ。「ゴルファーとして、男として、この気持ちを言葉にするのは難しい」と感慨に浸った。

　１８番で８メートルのバーディーパットを決めた勢いをプレーオフに持ち込んだ。最初の２ホールでもバーディーを重ね、ライバル２人を振り切った。３９歳のベテランは「これ以上のプレーはできない」と目に涙を浮かべた。