松山、悔しい18位「何かが足りない」
「全英オープン・最終日」(20日、セントアンドルーズ・オールドコース=パー72)
松山英樹(23)=LEXUS=は4バーディー、3ボギーの71で通算8アンダーの18位にとどまった。66で回ったザック・ジョンソン(39)=米国=が通算15アンダーで並んだルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)、マーク・リーシュマン(オーストラリア)とのプレーオフを制して初優勝。07年のマスターズ・トーナメントに続くメジャー2勝目を挙げた。
3度目の全英挑戦だった松山は、波があったパットでチャンスを生かしきれなかった。再び課題が浮き彫りになり「何かが足りないから勝てない。やはりパットが大きい部分を占めてくる」と受け止めた。
第2ラウンドで今大会最少に並ぶ24パットをマークしたが、1ラウンド平均では30パット。「1日だけすごく入った。あれを2、3日できれば勝てると思う」と振り返る。最終日は12番の3パットで勢いを失い、優勝争いの圏外へ。Z・ジョンソンは全体2位の平均28・75パットで、勝負どころで差をつけられた。
6月の全米オープンもグリーンで苦しみ18位。4月のマスターズ・トーナメントで5位と健闘したが、その後のメジャー2大会は同じ展開で足踏みしている。
「心の強さと技術は優勝争いをしながらでないと磨けない」。5日に及んだ大会は悔しさを残して終わり「練習して次につなげるしかない」と目を光らせた。