成田、崩れてイーブンパー 風に大苦戦

 「全英リコー女子オープン・第2日」(31日、ターンベリー・エイルサコース=パー72)

 14位から出た成田美寿々(22)=オンワードホールディングス=は12番でトリプルボギーをたたくなど、75と崩れて通算イーブンパーとなった。野村敏京は78、渡辺彩香は81とスコアを大きく落とし、ともに通算9オーバーに後退して予選通過は絶望的となった。スサン・ペテルセン(ノルウェー)が69で回り、7アンダーに伸ばした。

 大山志保と宮里美香は4アンダーの6位からスタートした。

 英国のリンクスの難しさを味わった。8番を終えた時点で通算6アンダーだった成田だが、終わってみればイーブンパー。「風でこうもコースが変わるのかと思った。前半の貯金を使い果たしたが、我慢した方かな」とさばさばと振り返った。

 7番までに3バーディー。だが「8番ぐらいから強くなってきた」と風が牙をむいた。9番で3パットのボギーとすると、12番は第2打をブッシュに入れ、打ち直してトリプルボギー。続く13番もポットバンカーにつかまりダブルボギーと、一気にスコアを崩した。

 それでも「難しすぎて、逆に面白くなってきた。こんなに頭を使わせてくれるコースはない」とへこたれなかった。15番でバーディーを取り返すなど、予選通過に十分な望みを残すスコアで、第1組でのラウンドを終えた。

 台湾で同様の強風は経験があるというが「ここの風は重い」と実感を込める。「しっかりした球筋で打たないと風に持って行かれる。風とお友達になって、アンダーパーに戻したい」と決勝ラウンドでのプレーを思い描いた。

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