「全英リコー女子オープン・第３日」（１日、ターンベリー・エイルサコース＝パー７２）

　宮里美香（２５）＝ＮＴＴぷらら＝が首位と２打差の４位に浮上した。６位からスタートし、６バーディー、４ボギーの７０で回って、通算６アンダーに伸ばした。首位は通算８アンダーの高真栄（韓国）とテレサ・ルー（台湾）。成田美寿々（２２）は３３位、横峯さくら（２９）は４４位。その他の日本勢は予選落ちした。

　宮里美は好調なパットを持続した。強風に負けず、アンダーパーで回って４位に浮上し「パットをすごくいいイメージで打てている」と自信に満ちた笑みを浮かべた。

　向かい風の１番で、１・５メートルをしっかり沈めてパー。突然の大雨に見舞われた５番は、ティーショットを右ラフに打ち込みボギーとした。前半で一つ落としたが「ボギーで抑えられていればバーディーで取り戻せる」と焦りはなかった。

　後半に入って１１番で５メートル、１２番では１２メートルをねじ込んでバーディーを奪った。さらに１７番で６メートル、１８番でも３メートルを決めて連続バーディーで締め、大歓声を浴びた。メジャーで久しぶりの優勝争いだが、「最終日はリラックスして、シンプルなゴルフをしたい」と気負いはなかった。