西山首位浮上 芹沢と二人三脚で初Vへ

 「meijiカップ・第2日」(8日、札幌国際CC島松C=パー72)

 3位でスタートした西山ゆかり(33)=フリー=が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーでフォン・シャンシャン(中国)と並んで首位に浮上した。最終日はキャディーの師匠・芹沢信雄と二人三脚でプロ8年目の初優勝を目指す。66をマークした三塚優子が1打差の3位に急浮上。服部真夕、申ジエ、イ・ボミも3位につけている。

 苦労人がツアー初優勝の絶好機を迎えた。今週は1週限定で男子ツアー5勝の師匠・芹沢がキャディーを務める。技術、メンタル両面でのアドバイスは心強い味方。「明日は笑顔で18ホールを回り、芹沢プロと喜べる結果を出したいです」と底抜けに明るくV宣言をした。

 西山の精度の高いドローボールと芹沢の豊富な経験がかみ合った。12番のバーディーで通算7アンダーまでスコアを伸ばした直後、13、14番で連続ボギー。「私トップになっちゃいました」と突如、極度の緊張に襲われた西山のアプローチが強く入ったのが原因だった。これを見抜いた芹沢は教え子の肩をもみながら「まだ2日目。今から緊張してどうする」と心までほぐした。

 最終日最終組は5月のリゾートトラストレディース以来3回目となる。相手は世界ランク8位のフォン・シャンシャン。芹沢は「向こうは世界のベストテン。優勝は厳しいと思うけど、可能性はゼロじゃない」。師弟コンビで下馬評を覆す。

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