岩田「知らなかった」メジャー最少63

 「全米プロ選手権・第3日」(15日、ウィリングストレーツ・コース=パー72)

 第3日(15日)に雷雨のため順延となった第2ラウンドの残りが行われ、第2日(14日)にイーグル、8バーディー、1ボギーでメジャー史上最少に並ぶ63で回った岩田寛(34)=フリー=が、70で回った松山英樹(23)=LEXUS=とともに通算4アンダーでトップと7打差の15位につけた。67で回った小田孔明(37)=プレナス=は通算2オーバーの70位とぎりぎりで予選を通過。タイガー・ウッズ(米国)は通算4オーバーで予選落ちした。

 4度目のメジャー出場で、歴史に名を刻んだ。後半に29と爆発し、18ホールの最少記録に並んだ。淡々とプレーを続けた岩田は「全然、知らなかった」と目を丸くした。

 77をたたいた前日は、日没まで練習場でドライバーショットを打ち込んだ。しかし第2日も前半は乱れ気味。その中で「いろんな打ち方を試した」と試行錯誤しながら、二つスコアを伸ばした。

 勢いに乗ったのはパー5の11番。「やりたいことを試したらようやく良い感じになった」というドライバーショットがフェアウエーを捉え、残り225ヤードを3番アイアンで7メートルにつけてイーグル。続く12番で1メートル、13番ではカラーからの5メートルを沈めた。

 「後半は27を目指そう」と気持ちを切り替えたという。6メートルのパットを決めた15番から3連続バーディーでさらに加速した。

 競技を終えると米国などのテレビのインタビューを受けた。メジャーでの実績は全英オープン選手権での予選落ちが2度。冷静さを失わず「早く気持ちを切り替えたい。記録(が意味を持つの)は1日だけ。まだティーショットが不安なのでしっかり修正したい」と残り2ラウンドを見据えた。

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