彩香人生初アルバトロス「完璧でした」
「NEC軽井沢72・第2日」(15日、軽井沢72G北C=パー72)
ツアー屈指の飛ばし屋、渡辺彩香(21)=ユピテル=が16番パー5でツアー史上12例目となるアルバトロスを達成した。5番パー4ではイーグルも決めてこの日67、通算5アンダーで14位に浮上した。アルバトロスとイーグルの同一日達成は、11年スタンレーレディスでの有村智恵以来ツアー史上2人目の快挙。服部真夕(27)=LIXIL=が通算11アンダーで首位に立った。
インスタートの渡辺が、16番・480ヤードのパー5で第2打を直接カップインさせ、アルバトロスを決めた。「フェアウェーから残り195ヤードを4番アイアンで。手前から転がってカップに入るのが見えました。ショットとしても、ラインも完璧でした」
プライベートのラウンドも含めて人生初という。「1回は取りたいなと思ってました。昨日からショットの調子がいいのにパットが決まらず、モヤモヤが続いてたけど、こういうこともあるんだな」と興奮気味に話した。
国内女子ツアーでは、13年8月のCATレディース初日に佐々木慶子が達成して以来の史上12例目。ツアー出場選手と大会数から算出すると、約2万300ラウンドぶりの快挙だ。おまけにツアー史上、最も短い使用クラブでの達成となった。
さらに渡辺は、5番・361ヤードのパー4でも第2打、残り95ヤードを58度のウエッジでカップに放り込みイーグル奪取。11年7月のスタンレーレディス初日の有村以来史上2人目の「同一日アルバトロス&イーグル(有村のイーグルはホールインワン)」だ。
首位と6打差の14位で迎える最終日にも「ビッグスコアが出るコース。一発入れば行けそうな予感はある。あきらめないでいこうと思う」と意欲満々。大逆転Vも視野に入れた。