ウッズ、今季自己最小スコア64で首位
「ウィンダム選手権・第1日」(20日、セッジフィールドCC=パー70)
タイガー・ウッズ(39)=米国=が7バーディー、1ボギーで今季最少スコアとなる64をマークし、7位と好発進した。同組の松山英樹(23)=LEXUS=はボギーなしの5バーディーで65で回り、11位につけ、石川遼(23)=CASIO=は71で116位と出遅れた。ウィリアム・マガート(米国)ら3人が62で首位。
ギャラリーの視線を一身に浴び、ウッズが首位に2打差につけた。「いいスタートが切れた。アイアンショットとパットがさえていたね」と、納得の表情を浮かべた。
朝の10番ホールには大観衆が押し寄せた。第1打は左に曲げたが、グリーン左からの3打目で見せた。「ライが良くてラッキーだった」と、ラフから巧みに上げたロブショットはピン手前に落ち、カップに吸い込まれた。いきなりのバーディーで勢いに乗り、7バーディーの“タイガーチャージ”でレギュラーシーズン最終戦にして今季最少スコアをマークした。
前週はメジャー3大会連続予選落ちの屈辱を味わったウッズが、今大会に初出場したのは「プレーオフに挑戦する準備ができているから」。次週からのプレーオフは今季ポイント125位以内が出場条件で、現在は187位。優勝しなければ滑り込みは厳しい状況だ。「明日からもバーディーを取っていければ」と、2年ぶりのツアー通算80勝目を狙う。