松山、イーグルパット沈め10位浮上
「プレーオフ第2戦、ドイツ銀行選手権・第2日」(6日、TPCボストン=パー71)
松山英樹(23)=LEXUS=は1イーグル、5バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算6アンダーで首位と6打差の10位に浮上した。63を出したチャーリー・ホフマン(米国)が通算12アンダーで首位。ジョーダン・スピース(米国)は通算6オーバーで予選落ちした。
20メートル近いイーグルパットがカップに沈むと、18番グリーンを囲んだギャラリーが沸いた。松山が珍しく両腕を上げて歓声に応えた。「最後はおまけという感じだけど、すごく良かった」と頬を緩ませた。
1番で8メートルのバーディーパットを沈める幸先の良いスタート。距離の短いパー4の4番はバンカーから1メートル強に寄せる。後半は11番で4メートル、13番で5メートルのバーディーパットを決め順位を上げた。
ティーショットでフェアウエーを捉えたのは5ホールだけ。乱れかねない状況を小技でカバーした。5番、7番はグリーン周りのラフからうまく寄せ、14番パー4は「無理をしたらいけるとも思った」という右ラフからの第2打を慎重に刻んで3打目をピンまで60センチに止めた。「三つのピンチを全部パーにできた」と自賛した。
首位との6打差は前日と変わらないが、ライバルはふるい落とされた。久しぶりの優勝争いのチャンス。「スコアの出るコースだから、自分もしっかり伸ばしていく。頑張ります」と気持ちを高ぶらせた。