川村、金庚泰に追いすがり今季最高3位
「フジサンケイクラシック・最終日」(6日、富士桜CC=パー71)
首位と5打差の3位から出た川村昌弘(22)=マクロミル=は4バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダーで今季自己最高3位だった。単独首位で出た金庚泰(29)=韓国=は73とスコアを落としながら通算9アンダーで逃げ切り、今季3勝目、ツアー通算8勝目を挙げた。今大会は2012年以来、3年ぶりの2勝目。
最終組で一緒に回った金庚泰に追いすがり、1打差で迎えた18番。川村の3・5メートルのパーパットはカップの左へわずかに外れた。
「最後まで悩んで打った。もうちょっと弱かったら入ったかもしれないけど、あの場面で弱くは打てない。ナイスパットだったと思う」。2年ぶりのツアー2勝目は手にできなかったが、その表情に悔いはなかった。
出だしの4ホールで3バーディーを奪い、一気に1打差に詰め寄った。最後まで優勝争いの主役を演じ、「(試合を)面白くはできた。この位置でやるのがすごく楽しかった。燃えるというか、やっぱり好きですね」と笑顔。金庚泰も「川村は緊張感の中でうまかった。センスがある。これからたくさん優勝するのでは」と、22歳の若者をたたえた。