永峰、完璧なゴルフで2打差の2位浮上
「女子ゴルフ・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯・第2日」(11日、パサージュ琴海アイランドGC=パー72)
昨年プロテストに合格した永峰咲希(20)=UMKテレビ宮崎=が5バーディー、ボギーなしの67を出し、通算4アンダーで20位から首位と2打差の2位に浮上。決勝ラウンドではメジャーの大舞台で悲願のツアー初優勝を目指す。69で回った吉田弓美子が通算6アンダーで首位。原江里菜、テレサ・ルー(台湾)、酒井美紀も2位につけている。
難しいコースセッティングのメジャーで、永峰が完璧なゴルフを展開した。今週からパターを替えた効果もあって、出だしの10番で2メートルのパーパットを沈めて波に乗った。
新パターはシャフトが従来より1インチ長い32インチ。「31インチは疲れるとお尻が落ちてライ角が変わっていた。今週はそれがなく、ラインに出るし、距離感も合うようになった」。後半も1番で3メートル、3番2メートル、9番4メートルのバーディーパットを入れた。
9日のプロアマ後、右手親指を足長蜂に刺され、急きょ、コース近くの病院で手当を受けた。「放っておいたら出場できなかったかも。すぐ病院に行ったのがよかった」と大事に至らず、胸をなで下ろした。
決勝ラウンドは首位に2打差の2位で迎える。プロ2年目ながら今季は7度のベスト10入りを記録。「春先は優勝を本気では考えられなかったけど、今はパットさえ入ればと思える」。ツアー初優勝を視界にとらえた20歳に怖いものはない。