服部真夕 完全復活へ地元V目指す
「女子ゴルフ・マンシングウェアレディース東海クラシック」(18日開幕、新南愛知CC=パー72)
出場選手が15日、会場の愛知県新南愛知CC美浜コースで練習した。名古屋市出身の服部真夕(27)=LIXIL=は、顔見知りのキャディーに笑顔であいさつするなどリラックスムード。「地元で優勝したい」と、今季2勝目を狙う。
ゴルフ雑誌の撮影と同時進行となった服部の練習ラウンド。スタートホールで、飛距離十分のドライバーショットをコースど真ん中に運ぶと、セカンドショットで2オン。ハーフを終え「グリーンの仕上がりがすごくいい。ティーショットをしっかり(フェアウェイに)置いていくことが大事」と試合を見据えた。
ショットの安定性が最大の武器。パーオン率は13年5位、14年3位を誇ったが、ことしは現在9位。生命線が乱れたことで、序盤は9大会連続で予選落ちするなど大スランプに陥った。
「自分で思ったより右を向いていた」。キャディーに指摘されたのをきっかけに、アドレスを見直すと、安定感が戻った。8月上旬の大会で9位タイと上位に進出して復調すると、その2試合後のCATレディースで今季初優勝をつかんだ。直近の6大会では優勝を含め5度トップ10入りし、急浮上に成功した。
期待されるのは11年以来4年ぶりとなる2度目の大会V。「決して得意なコースじゃないけど、いいプレーをしたい。気負いすぎず1打1打に集中するのが一番」と話す。地元ファンに完全復活を印象づける。